2021年8月の記事一覧
専門性向上研修会を行いました
宮城県特別支援教育総合推進事業「特別支援学校専門性向上研修会」を行いました。
この研修会は,特別支援学校の教員の専門性の向上が目的ではありますが,支援学校のセンター的機能充実の観点から,例年、地域の関係機関の皆様にも広く広報しております。
昨年は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,校内教員のみで実施いたしました。
今年度は,講師の先生の御厚意により,オンラインでの研修会を2回開催することができました。
「発達障害特性の多様な姿~生きづらさを感じている子どもたちの実態と対応」
新潟大学大学院教育実践学研究科 教授 長澤正樹 氏
8月20日(金)気仙沼支援学校専門性向上研修会
8月24日(火)気仙沼市特別支援教育コーディネーター連絡協議会研修会(共催)
特別な支援を必要とする多様な子どもたちについて,事例を交えた分かりやすいお話をいただきました。
長澤先生の御厚意で,講義の動画を録画させていただきました。後日,気仙沼市・南三陸町の関係者の皆様向けにオンデマンド配信を計画中です。準備ができましたらお知らせいたしますので,少々お待ちください。
長澤先生は,ご自分の研究室から多くの情報を発信してくださっています。支援のヒントがたくさん詰まっています。また,講義の中でご紹介いただいたサイトもご紹介します。ぜひ参考になさってください。
【国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター】 思春期女子の学校生活リーフレット
【NHKクローズアップ現代】 知られざる天才’’ギフテッド’’の素顔
【岡山県ホームページ(生徒指導推進室)】 知っていますか?起立性調節障害
短所も長所に~見方を変えてみよう
自分の得意なこと、いいところ、長所を言えますか?
自分の苦手なこと、直したいところ、短所は言えますか?
どちらかというと、短所ならすぐに思い浮かぶ、という方が多いのではないでしょうか。
「リフレーミング」という言葉をご存じでしょうか。
視点や枠組み(フレーム)を変えて、物事を捉え直すことです。
例えば、「あと5分しかない!!」と焦るとき、「まだ5分ある!」と思えたらいいですよね。
マイナスに捉えてしまいがちなことも、見方を変えると、プラスに置き換えることができます。
失敗が続いたり、叱責されたりすると、自分の短所ばかり目について、落ち込んでしまい、自信をなくしてしまいますよね。
ぜひ、リフレーミングをし、短所も長所と捉えながら、自分を好きになってほしいと思います。
失敗から学びながら、明るく前向きに暮らしてほしいですね。
リフレーミングを扱う授業やカードを使ったワークも取り入れてみてください。
教材等を参考に御覧になりたい方は、ご連絡ください。
リフレーミングの一例
・落ち着きがない → 活動的、行動的、活発
・がんこ → 意志が強い
・消極的 → 控えめ
・うるさい → 元気、明るい
・おとなしい → 穏やか
・飽きっぽい → 好奇心旺盛
・負けず嫌い → 頑張り屋
・行動がゆっくり → 慎重
・不安、心配性 → 先々見通す力がある
・頭がかたい → まじめ