本校について

気仙沼湾と大島

 宮城県立気仙沼支援学校は、知的発達に障害のある小学部1年生から高等部3年生までが在籍しています。児童生徒に必要となる、特別な教育内容や教育環境を整え、可能性を最大限に引き出し、自立と社会参加の促進が図られるよう指導を行っています。

 当校は宮城県のほぼ北東端に位置する気仙沼市にあります。気仙沼市は漁業基地として全国的にも有名ですが、現在では陸中海岸国立公園の一部として、観光地としても名声を博しています。

 現在、当校が所在する気仙沼市と南三陸町の1市1町から、通学バス等により児童生徒が通学しています。

 市街地中心部から南西側の、小高い丘の上に学校があり、遠く大島や気仙沼湾を一望できる好環境にあります。近隣一帯は市の文教地区として指定され、松岩小学校や松岩中学校があり、又、病院、特別養護老人ホーム、障害者授産施設、新聞社、美術館、総合体育館、さらには市の散策の森、桜の名所となっている三峰公園などがあります。

学校教育目標

1 学校教育目標
 児童生徒一人一人が夢や志をもち、地域社会の中で自分らしく、たくましく生きていくための力を身に付けられるようにする。                        校木:「しだれ桜」

【目指す子供像】

 〇じょうぶな心とからだをもつ子供

 〇みんなと仲よくする子供 

 〇自分のことは自分でする子供

 〇いっしょうけんめいはたらく子供

 〇よろこんで勉強する子供

【目指す教職員像】

 ①人間性豊かな教職員

 ②子供に寄り添う教職員

 ③子供や保護者から信頼される教職員

 ④学び合い、高め合う教職員

 ⑤前向きに取り組む教職員

【目指す学校像】

 チーム気仙沼 ~ 子供も教職員も、心と体の健康を第一に、いろいろなことにチャレンジできる学校 ~

2 学校経営方針

1)教育公務員としての使命と責任を自覚し、児童生徒の幸福と人権を尊重して、教育目標達成のために全力を尽くす。

2)夢と志をもち調和のとれた人間の育成を目指し、児童生徒一人一人の特性及び教育的ニーズ、並びに地域の特性や学校の実情に応じた教育の充実に努める。

3)児童生徒の生きる力を育むための実態把握(A)、計画(P)、実践(D)、評価(C)、改善(A)の継続による「わかる、できる」授業づくりに努める。

4)相互に信頼と敬愛の精神をもち、明るい人間関係を築きながら、協働による教育支援及び組織運営を推進し、特色ある学校づくりに努める。

5)家庭及び地域の関係機関との連携を深め、児童生徒に必要な諸条件の整備改善に努める。

3 本年度の努力点

1)安心・安全な学校づくりの実践

(1)児童生徒が安心・安全に学習できる教育環境の確保

(2)医療的ケアの環境整備や感染症予防のための衛生管理と健康管理の充実

(3)防災教育に関する効果的な授業実践及び防災対応マニュアルの検討と改善

2)児童生徒の教育的ニーズ及び学習指導要領を踏まえた授業実践と教育課程の検討

(1)児童生徒の生きる力を育み、自立と社会参加を目指した実践の充実

(2)「各種計画」を基にした効果的な授業実践、形成的評価の工夫及び指導や支援方法の改善

(3)子供がICTを活用する指導や支援への挑戦

3)地域と連携した志教育の展開

(1)コミュニティスクールを意識した地域と連携、協働による教育課程の検討

(2)志教育の視点及び地域の資源を生かした授業実践

(2)進路学習及び進路指導の充実、並びに職場実習先、進路先の開拓

 4)センター的機能の充実

(1)地域の学校が、令和の特別支援学校を実践するためのコンサルテーションの充実

(2)子供にとって、望ましい就学支援を行うための地域支援の充実

(3)校内や関係機関の教育支援にいかすことができる実践的な研修会の充実

(4)HP等を活用した本校教育活動の発信